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コア抜き工事のやり方は?施工方法・使う機械や事故防止の方法も解説

「コア抜きってどんな工事なの?」
「コア抜き工事に使う道具や、工事の注意点を知りたい」

 

「コア抜き工事」を聞いた経験はあるけれど、どんな工事なのかを知らない方はきっと多いでしょう。

コア抜きとは、建物の基礎に穴あけをする工事です。

 

コア抜きとは何か、どんな方法で工事を行うのかをこの記事では解説します。
記事を読めば、コア抜き工事に関する理解を深められるため、ぜひご覧ください。

コア抜き工事のやり方は?施工方法・使う機械や事故防止の方法も解説

コア抜きとは壁・床に穴あけをする行為

コア抜きとは、建物の基礎や壁にドリルで穴をあける工事です。
配管や配線を通すために行われたり、耐震テストに用いられたりします。

工事の際には専用ドリルを使い、円錐形の穴をあけるのが特徴です。
鉄筋を切らないように工事をする必要があるため、建築士や作業員の手腕が問われる作業といえます。

コア抜きの実施方法とは|2種類の工事法を解説

コア抜きのやり方をここでは2つ紹介します。

 

● キリ状ドリルで穴をあける
● ダイヤモンドピットで穴をあける

 

ドリルの性質により、適した工事現場や使用時間の長さは変わります。
各方法を詳しく解説するので、ぜひご覧ください。

キリ状ドリルで穴をあける

水を使わないため、汚水が出ない工事方法です。
上階で使うときに階下に水漏れをしないため、高所での作業に適しています。
ダイヤモンドピットのように汚水が発生しないため、階下に汚水が流れ出す心配がないのです。

コンクリートの粉じんが飛ぶため、防じん用品を使用する必要があるのがデメリットといえるでしょう。

 

熱が発生するため、機械の長期使用はできない点にも注意が必要です。
使用の際には、コンクリート面が崩壊しないよう気を配りましょう。

ダイヤモンドピットで穴をあける

ダイヤモンド粒子のついたピットで、コンクリートに穴開けをする方法です。
水を使うため、キリ状ドリルよりコンクリートの粉が飛びにくい傾向にあります。
ドリルと比較して発熱も少なくすぐ水で冷やされるため、長時間の穴あけ作業が可能です。

 

しかし、費用が高く汚水が出やすい点には、注意して使う必要があります。
汚水垂れを起こしやすい、高所や階下がある場所で使うのには向きません。

コア抜き専用!コアドリルという機械とはなに?

ここでは、コア抜き専用のドリル「コアドリル」とは何かを下表にまとめています。

 

使用現場 建築系が多い
特徴 ・回転穴あけと振動圧力穴あけの2機能を搭載

・耐久性が高く大きな穴をあけても工事時に壊れにくい

一般ドリルとの違い ・穴の大きさが異なる

・配管や配線をできる大きさの穴を通常のドリルはうまくあけられない

耐久性が非常に高く、大きな穴をあけやすいのがコアドリルの特徴です。
普通のドリルではあけられない大きさの穴を、コンクリートにあけられます。

コア抜きの手順とは|適切な作業手順を解説

ここでは、コア抜きの適切な作業手順とは何かを紹介します。
作業手順は、以下の4ステップです。

 

1. 建設士による事前チェックを行う
2. コア抜きの位置・数・大きさを確認する
3. 周囲の安全確認後、コア抜きを実施する
4. 発生した汚水や粉じんを適切な方法で処分する

 

事前チェックや安全確認、汚水や粉じんの処分などに気を配りながら、コア抜きは行われます。

コア抜き時の注意点とは?3つのポイントを守る

コア抜きを行う際の注意点とは何かを解説します。
紹介する注意ポイントは、以下の3つです。

 

● 工事前の調査を行う
● 安全・騒音に対する対策を行う
● 粉じん・汚水の処理は適切に行う

 

各注意ポイントを、これから詳しく説明します。

1.工事前の調査を行う

コアドリルを使う前には、以下の事前調査を行う必要があります。

 

● 穴開け位置にマーキングをする
● レントゲンを撮影する
● コンクリート土台にある鉄筋を切らないよう注意する

 

確認を行い、問題がない場合にのみコア抜きは実施されるのです。

2.安全・騒音に対する対策を行う

作業員以外の人間が入ってこないよう、現場をしっかり封鎖してからコア抜きの作業は行われます。
道路沿いの場合には騒音被害や事故を避けるために、近隣住民へ説明をするのも忘れず実施します。

貫通先をしっかり確認し、安全性が確保できているかもチェックするのも作業員の仕事です。

 

ドリルでの作業は、必ず大きな音を立ててしまい騒音の原因となります。
そのため、騒音を減らすよう防音シートなどで周囲をおおう場合もあるのです。

3.粉じん・汚水の処理は適切に行う

コア抜き工事では、必ず粉じんや汚水が発生します。
発生した粉じん・汚水で周囲を汚さないよう、養生は必ず行わねばなりません。
なお、発生した汚水・粉じんやコンクリート片は適切な方法で処分されます。
保管場所を事前に決めておき、工事をスムーズに進める方法が現在では一般的です。

まとめ

コア抜きは改修工事にて配線・配管をする際によく使われる穴あけ方法です。
専用ドリルを使い建物の基礎に穴をあけるため、熟練の職人技が必要となります。
コア抜き工事を行う際には、騒音・防じん対策や汚水処理なども必須です。

 

記事を参考にし、コア抜きについてぜひ理解を深めてはいかがでしょうか。

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